家族会について

家族会とは: こころの病を持つ人を身内にかかえる家族が集まり、病気に対する知識を深めたり、当事者の方にどのように接してゆけばよいかを話し合ったりなど、支えあうことを目的とした集まりです。また、こころの病について、地域活動や講演会などを行うことで、一般の人々に誤解に基づかない知識を得てもらったり、目的をもって行政や議会に働きかけを行ったりなど、社会的な活動を行っています。

家族会の三本柱

岡山県内の家族会の歴史: 昭和30年代のなかばごろ、岡山に社会復帰に熱心に取り組んでいる若い医師たちがおり、機会あるごとに茨城県立友部病院など、当時、先進的いわれた精神科病院を見学して歩くなど、互いに切磋琢磨していました。
　社会復帰に取り組む医師たちは、「家族の理解と協力が必要不可欠である」「家族は、最強・最重要の協力者になる」という共通認識を持つに至り、岡山県では昭和39年より、病院を中心に精神障害者の家族会が結成されはじめました。
　その後、地域家族会が次々と発足しました。現在は、NPO岡山けんかれんが把握している数は70弱となっています。

家族会の探し方、 参加してみたい方は: お住まいの市町村の保健所などにお尋ねください。その地域にある家族会の活動について、詳しく教えてもらえます。また、大きな病院に通院されている場合は、病院のなかに家族会があるかもしれません。NPO岡山けんかれんでも、情報を提供しています。
　家族会により活動の頻度はまちまちですが、大半の家族会は、定期的に例会を開いていますので、参加しやすいかと思いますが、「もう少し雰囲気を詳しく知ってから」とお考えの方は、家族ほっとラインにお電話ください。実際に家族会で活動をしている家族スタッフが、疑問にお答えします。

NPO岡山けんかれんの行っている事業と、主要な活動についてご案内いたします。

精神保健福祉の啓発促進に関する事業

機関紙配布／会員の方に向けて機関紙を配布しています。
岡山心のふれあい交流の輪事業／心の健康についての講演会を開催しています。広く一般の方を対象とし、精神障害について関心を持っていただくために、平成17年度より開始した事業です。
ホームページ開示事業／インターネット上に事業案内等を掲載しています。

精神障害者の社会復帰に関する事業

きばらしふぇすてぃばる／当事者の方を対象としたカラオケ大会です。例年、多数の参加者があり心待ちにされているイベントのひとつです。毎年、当事者さんをスタッフとして募集し、当日は一緒に運営をしています。
障害者スポーツ事業／当事者の方を対象とした卓球大会。平成20年度より毎年実施。平成31年より、スポーツ吹き矢に変更

精神障害者家族の会の育成と家族間の親睦融和をはかる事業

親睦・研修事業（家族会部門）／家族会同士の交流・情報交換ができる場を提供しています。
平成21年度からは、家族による家族学習会などを行っています。
家族相談電話事業（家族ほっとライン）も行っています。

家族相談事業: NPO岡山けんかれんでは、心の病で悩んでいる方のご家族を対象に、相談電話「家族ほっとライン」を開設しています。
「こんなことは誰にも相談できない」と、ひとりで悩んでいませんか？
「誰にもわかってもらえない」と、あきらめていませんか？
同じ悩みを経験した会員が相談に応じます。
プライバシーは厳守します。また、来所での相談も可能です（まずはお電話をください）。

家族ほっとサロン

家族ほっとライン担当者によるサロン活動です。気軽なおしゃべりを通じて、家族の方が気晴らしができるよう、お茶とお菓子を用意してお待ちしています。

参加についての詳しい情報は、水曜日の「家族ほっとライン」にお電話下さい。

令和6年度より、会員区分および会費額が変更となりました。

会員の区分について

正会員には総会での議決権があります。その他、会員限定の定例研修会等へ参加して頂くことができます。また、機関誌（年３回～４回発行）を送付させていただきます。正会員は、団体のみとなります。

個人の方および団体の方が入会していただけます。総会の議決権はありません。
機関誌（年３回～４回発行）を送付させていただきます。

入会方法について

入会申込書をご記入の上、郵送もしくはファックスでお申し込み下さい。

また、郵便局に備え付けの用紙にて、会費をお振込みください。
（恐れ入りますが、振り込み手数料はご負担ください）

通信欄に、入会する団体または個人のお名前。会員区分（正会員・賛助会員）を、ご記入ください。