昭和40年11月初代秋山会長の元岡山県精神障害者家族会連合会が始まりました。
当時厚生労働省職員だった大森文太郎理事長が全国に、家族会を作ろうと埼玉県 茨城県など関東の保健所に声をかけ、その後全国の家族会ができたそうです。
岡山もその一つとして参加することになりました。家族会を作る目的は医療従事者や家族に病気のことを正しく勉強し、理解していただくことでした。
その後、大森理事長を橋本龍太郎内閣総理大臣のお声掛かりで岡山県へと呼び返すことになり、岡山県の衛生部長として着任されることになりました。
備前地域の家族会を中心に、保健師とともに県内を巡回され、家族会の活動は、山本昌知先生と共にサポートしてこられたそうです。
3年前、大森理事長が利用者さんからの声を聞かれ、「親亡き後も不安なく 自分らしく生きれる」と言う場所を作ることを目標に歩み続けてこられました。
大森理事長の急死に伴い、私のような若輩者が、後任をお受けすることになりました。
大森理事長の意思をつぎ、私なりの考え方で頑張る所存でございます。
精神障がい者に対応するのではなく、ひとりの人の支援と考え、利用者の皆様と共に同じ目線で前に進んで行きたいと思っています。
精神障がい者に、あたたかい気持ちで、ご支援いただければ、幸いです。
理事長 阪井 ひとみ